2016.03.15

動画マーケティングの”ポイント”と、実践に向けたマーケティングソリューション

先月2/24(水)に博報堂アイスタジオと共同開催致しました、マーケティング担当者様向け 「最新動画マーケティングセミナー」(セミナー紹介ページはこちら)は、大盛況の後に終了致しました。ご来場頂いた皆様、誠に有難うございました。
 
当日は博報堂アイスタジオさまとDACそれぞれで登壇をさせていただきましたが、今回はその中で、弊社動画広告担当の中本が登壇させていただいたセッション、「DACが提供する動画マーケティングソリューション」について、ポイントを押さえながら紹介します。

 
istaseminar09
————————————————————
 
■伸び続ける動画広告市場と、その背景
 
中本:「ご存知の方も多いかと思いますが、日本における動画広告市場は、非常に早いスピードで伸長しています。2016年には、800億円に到達し、2020年には、2000億円を突破すると予測されています。売上予測からも分かるように、企業の動画広告活用は、どんどん加速している状況です。」
 
instadouga02
※出展URL:動画広告市場の売上推移
 
 
中本:「弊社においても、2014年4月以降、動画広告の売上は四半期ごとに増加傾向にあります。2015年3Qは前期比123.2%、前年比にして258%の伸びを見せており、勢いは加速し続けています。」
 
instadouga03
 
 
中本:「この売上増加の背景には、動画広告を配信する形式、つまりフォーマットの多様化が大きな要因となっています。」
 
中本は前提として、動画広告フォーマットは以下二つに大分されると説明した。
 
————————————————————
①インストリーム
ビデオコンテンツを視聴する時に挿入される動画広告。動画広告の中でも最も売上の多い形式。
 
②アウトストリーム
記事コンテンツの中に表示される動画広告。例えば、SNSのフィード上に表示される「インフィードビデオ」、ニュース記事などに表示される「インリードビデオ」、バナー枠の中で表示される「インバナービデオ」、インセンティブ付で表示される「リワードビデオ」など。
————————————————————
 
中本:「今までは、動画広告と言えばインストリームしか選択肢はありませんでしたが、この1年で、アウトストリーム型の様々な商品が開発・販売開始されるようになりました。弊社フォーマット別売上状況で見ても、アウトストリーム型の動画広告は増加傾向となり、2015年2Q時点では動画広告売上の50%以上がアウトストリームとなっています。」
 
istadouga03
 
 
■動画マーケティングを実践するにあたって
 
中本:「アウトストリーム型広告の売上増加に比例して、動画広告商品の数も多様化していますが、動画マーケティングは、誰に対して、いつ、どのようなメディア、デバイスで、どういったクリエイティブ・コミュニケーションを行っていくのか、考えた上で実践していく必要があります。
 
しかし、このように商品が多様化することで、その情報をキャッチアップする部分から最適なプランニング策定まで、一気通貫で行うことが非常に難しくなってきています。
 
そのような状況において、動画広告を活用したマーケティングのご要望に際して、弊社では、大きく3点の施策を重視し、ご提案・ご支援をさせて頂いております。」
 
動画マーケティング実践に際して、DACが提供・支援することとして、次の3点を説明した。
 
————————————————————
①ターゲット・KPIに合わせた動画広告のプランニング

②新たな動画広告ラインナップの拡充

③新たな動画広告技術の開発
————————————————————
 
①ターゲット・KPIに合わせた動画広告のプランニング
 
まずは、どのようなターゲットに対して訴求するかを考えていく。次に、どのような指標をKPIに定めるかを考える。例えば、視聴開始効率なのか、視聴完了効率なのか。目的に合わせた正しい設定が必要となる。 
DACでは、そのターゲット、KPIに合わせて、各動画広告商品の特性をふまえ過去実績を元にプランニングを行うことができる。あらゆる媒体情報が蓄積されているため、「どのようなメニュー特性があるのか」を理解しており、最適なプランニングを提供することができる。
 
例えば動画広告メニューには以下のようなメニューが存在する。 
コンテンツ中に挿入される動画広告「インストリーム」では、YouTube,GYAO!、ニコニコ動画という動画メディアが中心で、昨年よりテレビ局番組キャッチアップサービス「TVer」が開始。動画コンテンツを持つメディアのみ導入できるフォーマットのため、在庫は限られている。
対して、昨今増加するアウトストリームでは、こちらに記載のメディア以外にも商品数は増加。動画コンテンツを持たないメディアでも導入できるフォーマットのため、在庫は急激に拡大している。
 
istadouga04
 
 
DACでは、クライアントの目的に応じて、様々な広告商品をご提案している。※下記一例
 
▼新商品の認知を高めたい:
認知率の高い純広告枠として出稿可能な予約型「YouTube動画広告」や
訴求力の高いYahoo! トップインパクトプレミアムビジョン
 
▼特定のセグメントに対してピンポイントに訴求したい:
運用型広告の1種として出稿可能な「YouTube動画広告 TrueView」、facebook、twitter
によるターゲティング配信。
 
▼効率良く動画を見せたい:
視聴完了率の高い予約型「YouTube動画広告」と「LINE Brand Spot」、等。
 
多様なメニューの中からニーズに合った出稿先媒体を選定し、提案を行っている。
 
 
②新たな動画広告ラインナップの拡充
 
既存の広告商品だけでなく、顕在するニーズがあれば、それに応じた新しい動画広告商品も開発・提案をしている。
 
例えば、マス広告でリーチしづらくなっている若年層へ新しいリーチを獲得したい、かつ認知も高めたい、というご要望に対して開発・提案を行っている例としては、「Teen Moments」という新規メニューがある。
 
Teen Momentsとは、若年層が多く利用するスマートフォンアプリを横断してビデオ広告で配信できる、国内最大級のアドネットワークである。若年層は、YouTube、LINE、facebook、twitter、のみならず、機能に応じた様々なスマートフォンアプリを利用している。例えば、女子高生の中で大人気の動画アプリMixChannel※1やカップル向けコミュニケーションアプリCouples※2等だ。その利用状況を活用して若年層にアプローチができる商品を開発。現在、若年層との新しいタッチポイントとして提案させて頂く機会が非常に多くなっている。
 
instadouga05
※1…MixChannelの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
※2…Couplesの詳細については、こちらの記事をご覧ください。

 
 
③新たな動画広告技術の開発
 
新しい動画広告商品だけでなく、顕在するニーズを把握し、動画広告技術の開発も行っている。本セミナーでは、DACが最近開発した技術・ソリューションの二つを紹介した。まず一つめは、昨年10月にリリース※3を出した縦型動画ワンストップソリューション「タテグミ」についてである。
 
スマートフォンでの動画視聴が急速に普及している一方、スマートフォン向けのアプリやブラウザメディアは縦型で構成されており、動画再生時に都度、端末を横に向ける動作は倦厭されがちである。そのため、LINE、facebookなど大手プラットフォームにおいて縦型の動画配信フォーマットを採用しており、今後も縦型に対応するプラットフォームは増加すると予測されている。
 
このようなスマートフォンにおける動画需要に併せ、縦型動画の制作ニーズの高まりが見込まれている。縦型の状態で全画面再生することで、従来の横型に比べ、動画視聴中は没入感を得られ、スマートフォンにおけるビデオフォーマットとして、高い広告効果が見込まれる。ユーザーの利便性に限らず、新たな広告フォーマットとしても期待されている。
 
しかし、縦型動画を企画~制作まで行う体制は確立されておらず、また、リソースも散在しており、縦型動画制作が非常に難しい状況である。
 
このような市場背景に応えるべく、DACは映像制作のプロフェッショナル企業各社と提携し、プロデュース、企画制作から、プランニング・配信、分析・レポーティング、改善プランまでを提供できる体制を作り、マーケティング・ソリューションの提供を開始した。
 
istadouga06
※3…リリース記事はこちら「縦型動画プロモーション支援サービス『タテグミ』の提供を開始」
 
 
もう一つは、DACが今年3月9日にリリース※4した、LINEビジネスコネクト※5対応ソリューション「DialogOne」とパーソナライズド動画「Livepass Catch」の連携についてである。
 
この「DialogOne」と「Livepass Catch」の連携によって、従来のテキストや画像だけではなく、LINE上で一人ひとりに合わせた情報を動画で配信することが可能となった。クライアントがLINE上で、よりユーザに密着したプロモーションを実現することが可能となり、ユーザの満足度向上や、LTV向上が期待できるという。
 
本ソリューションによって、ベースとなる動画に対して、テキスト、画像や動画をユーザー毎に変更し、最適化された動画の配信をLINE上で行うことができる。また、可変領域のテキストも含め音声の読み上げを行うことも可能という。
 
istadouga07
 
 
例えば、航空会社の場合、自社のフライトを利用した際に体験できる旅行先でのイベントについて、動画をユーザーの関心や嗜好に合わせて生成し、提供することができる。
 
※4 リリース記事はこちら「DAC、LINE ビジネスコネクトでパーソナライズド動画によるOne to Oneコミュニケーションを実現~LINE ビジネスコネクト対応ソリューション「DialogOne」と「Livepass Catch」の連携によりユーザー毎に最適化された動画配信を開始~」
 
※5 LINEビジネスコネクト…LINE株式会社がアカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービス。「LINE ビジネスコネクト」を活用することにより、従来の企業公式アカウントのような、LINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることが可能となる。

 
「DACは、クライアント様の動画マーケティングのご要望に応えるために、この3点の施策を重視し、今後も最適な動画マーケティングを実現できるべく、貢献をしてまいります。そして、単にプランニングや新商品を開発するだけではなく、定量・定性での広告効果測定を行い、動画広告メディア領域でのPDCAサイクル構築を目指していきます。」というメッセージで、中本は本セッションを締めくくった。
 
————————————————————
以上、弊社中本による「DACが提供する動画マーケティングソリューション」についての登壇内容をお届け致しました。
 
▼参考サイト
DialogOne紹介ページ
 
今回ご紹介した内容にご興味を持っていただいた方は、以下よりお問い合わせください。
 
info

Facebook twitter